歯科医院&メンター勤務医 インタビュー

メンター勤務医紹介:鈴木隆太郎先生

歯科医師の紹介

歯科医師の名前

鈴木隆太郎

出身大学と学部

九州歯科大学 歯学部歯学科

勤務歴

2014年福岡県立九州歯科大学歯学部 卒
愛知医科大学病院歯科口腔外科
2016年~医療法人尚志会林歯科医院
2022年~非常勤歯科医師として4医院勤務
2024年開業予定

取り組んできたクラブ活動や興味深い経験、特殊な専門分野など

大学時代の部活はバドミントン部に所属しました。また世界を旅するバックパッカーという生き方を普及する学内サークルを自身で立ち上げ、34カ国を学生時代に訪問。南極大陸、アフリカ、アマゾンのジャングルなど様々な未開の地も踏破した経験を持ちます。

特化分野とその取り組み

 特に取り組んでいる歯科の分野

  • 歯周病・インプラント
  • 子ども矯正・ベビー歯科(歯が萌出する前から始まる究極の予防)

その分野を選んだ理由と、それに関する具体的な取り組みや成果

歯周病・インプラント

不幸にも歯を失ってしまった方には新たな“噛める喜び”を。もうこれ以上、自身の大切な歯を失わないために“他の歯を守るための支え”を。そして失ってしまった骨さえ取り戻す手技で“失うはずだった歯を蘇らせる”。そんなことがこの分野に本気で向き合うと可能です。口腔の健康を守るという歯科医師の職責に素晴らしくマッチする分野で、手術は簡単ではありませんが、非常にやりがいのあるものなので専門の一つ目に選択しました。今まで数えきれないほどの論文を読み、セミナーを受け、その技術と知識を患者様に提供してきました。そして現在は歯周病やインプラントのセミナー講師を多数行っており、後進の若い先生に私の積み上げてきたことを全てお伝えしつつ、自身も日々アップデートしております。

子ども矯正・ベビー歯科

過去の私は、“虫歯と歯周病を予防できれば国民の歯を守ることができる”、“適切なブラッシングを維持すれば、虫歯や歯周病にはならない”。そのように勘違いしておりました。実際には綺麗な口腔内環境の方が歯列不正による歯牙の荷重負担で歯根破折、またはクラック由来のカリエスで抜髄になるなどの、完全なるプラーク由来ではない問題を経験してきました。そしてそういう方は鼻で呼吸ができない、歯ぎしりをする、夜間のイビキが酷いなど様々なAir-wayに関連する問題を抱えていることが多いのです。それではなぜそのようになってしまったのでしょうか?その答えは幼少期にあります。子どものころ口は常に閉じていたか?鼻は詰まっていないか?嚥下時に舌が動いたり、目の周りの筋肉に力が入っていないか?その方の過去に遡ってその原因を見つけることはできませんが、色々なことが想像できます。では今の子どもたちをみてみますと、ほとんどの子ども達がそのような悪習癖を発症しています。現代は5人の子どもたちのうち4人が歯並び異常(頭蓋顔面発達障害)と言われています。そしてその根本原因は生後すぐの授乳方法、母親の乳房や乳児の軟組織が原因であったりします。そういったことにアプローチし、歯が萌出する前から私が得意な手術や虫歯の治療を必要としないような子どもたちを育てたい。そのような“究極の予防”を目指したい。そんな想いからこの分野を二つ目の専門にしております。

独自の視点

該当の歯科医師がなぜ歯科医師になりたいと思ったのか、その動機

私の実家は100年4代続く歯科医師の家系です。幼い頃から実家の隣にある診療所にはよく遊びに行ったりもしていました。ある時診療所に行くと、先々代の院長である祖父の手を握りながら感謝する患者の姿がありました。御年は80歳くらいでしょうか。その老婆は腰を大きく曲げ、目に涙を浮かべながら感謝を伝えておりました。

『また噛めるようにしてくれてありがとうございます』

弱々しい体躯とは裏腹に力強く祖父の手を握る患者の口腔内には真新しいデンチャーが収まっています。

“こんなに感謝を伝えてもらえる仕事があるのか”

幼い私は衝撃を受け、歯科医師になる人生を決めました。私が小学2年生の夏のころのお話です。

歯科医師として働く中で得た学びや経験について

今でもそうですが、卒業後数年間は特に学術的または技術的研鑽を特に取り組んでおりました。その中でたくさんのインプットをするのですが、せっかくセミナーを高い費用と長い時間をかけて聞いたのに、いざ臨床に落とし込もうとするとできない。そんな経験を多数しました。なぜ同じようにできないのか、そう考えた時に導き出した答えが“アウトプットの不足”でした。講義を聞いてはいるけど理解はしきれていない。だから他の人に教えることもできない、そう気づいたのです。その後に若手がアウトプットを行えるような若手歯科医師のグループを探したのですが、当時そのようなものは日本にありませんでした。『必ず同じように困っている仲間がいる。そしてその仲間は増え続ける』そのように考えた私は友人と共に、“若手歯科医師の成長のためのアウトプットグループ”としての位置付けでStudy Session on  Streamを創り上げました。狙い通り私と同じ志の仲間が集い、現在会員のほぼ全員が勤務医または研修医、学生で構成されており約60名(2023年7月現在)の仲間が日々研鑽を積んでおります。

そして現在は学術的に学びだけでなく、企業様とタイアップして学生、若手歯科医師の就職活動を繋ぐためのDCDP(Dentist’s Carrer Development Project)を推進しております。ここでの私のミッションは『若手歯科医師が就職で後悔しない仕組みを作ること』。素晴らしい医療機関様と求職者の方を繋ぎたい、そんな想いを形にしていくための下地作りを現在取り組んでおります。

勤務医の職場紹介

勤務医が現在働いている歯科医院の紹介

現在私は開業前に3つの医院で非常勤歯科医師として働いております。それぞれの医院は①歯周病、インプラント、全顎治療の医院、②子ども矯正・ベビーの専門医院、③デジタル特化の医院にそれぞれ勤務しております。それぞれの専門分野ごとに自分の指導医、モデルとなるような先生を設定し、総合的に自身の臨床を作り上げていくような状態です。

職場環境、チーム、取り組んでいるプロジェクトや症例等

現在は開業前直前でプロジェクトなどにはあまり関わっていませんが、過去には様々な院内の取り組みをおこなってきました。AMT 公式LINE登録者セミナーでもお話しようなスタッフマネジメントの取り組みや、院内にカウンセリングを定着させるプロジェクト、自費率UPプロジェクトなど様々取り組んできました。現在は歯科衛生士教育の院内セミナー開催や、後輩の先生方の手術指導をおこなったりして組織に貢献しております。

今後のキャリアについて考えていること

現在は来年の開業を前に準備を進めております。開院後は歯周病治療(歯を残す治療)と小児・ベビー歯科(歯を失わないようなお口育て)に特化して医院運営を行いたいと考えています。治療はもちろんですが、今後は歯科医療業界の人材育成にも力をいれていく方針で、現在はスタディーグループベースで後進指導にあたっていますが、将来的には自院の勤務医教育、そして日本全国の若い先生に”学び続けるきっかけ”となるような教育体制、セミナー、施設を提供したいと考えています。そして地域においては歯科医院だけではなく、他業種まで含めた複合多角的展開、例えば助産院、保育園、食育カフェ、地域をつなぐ産直市場や農業体験場所など『医療✖️食✖️地域』にフォーカスした事業展開を地域に提供したいと考えます。

若手歯科医師向けにメッセージ

皆様には無限の可能性があります。それは私も同様で自分自身にまだまだ可能性を感じています。正しく努力をすれば報われる、そんな環境ばかりなら良いのですが現在の我が国の事情としては全てがそのような医療機関ばかりではありません。幸い私は職場環境、上司、仲間に恵まれ今のように自分らしく活躍することができています。卒業後数年の職場選びは歯科医師人生を左右します。そこで失敗してしまうとその後の巻き返しにはかなりの労力を要し、困難を極めます。だからこそ最初の職場選びは慎重にしっかり考えて行うことがオススメです。”三つ子の魂百まで”という言葉がありますが、歯科においては”卒後5年の歯科医師の魂死ぬまで”と私は考えており、スキルや技術はあとから付けることができたとしても、最初にどのような医院で勤めるかによって、そこでついた癖や医療に向き合う姿勢は一朝一夕には修正できないものと思います。そうした良い職場選びをして、その環境で最低3年間は頑張ってみてください。一度決めたからにはそれくらいの期間は勤めないとその環境の良いところも悪いところも理解できません。理解ある院長先生のもと、たくさんのことに是非チャレンジしてください。現代では昔に比べ情報の入手先は多種多様で、学ぶ意欲さえあればいくらでも学ぶことができます。

そうは言っても私自身もそうでしたが、人生のポイントごとにたくさん悩んで、たくさん相談してきました。私も次の世代の方のお役に立てると嬉しいので、相談希望の先生がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。お役に立てることはなんでもお伝えしたいと思います。当院の医院名の”はばたき歯科”に込めた想いにもありますが、”自分らしく羽ばたいて”ください。頑張る皆様の活躍を心から応援しています。

はばたき歯科おとなこども歯科クリニック
院長 鈴木隆太郎

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